古典派音楽へのアプローチ方法

古典派時代の音楽は、クラシック音楽においてたいへん重要な形式となる「ソナタ形式」が確立しました。それゆえに端正な形式美が特徴です。では、特徴のある古典派音楽の様式とはどういった音楽なのでしょうか。

【作曲された時代について】ヨーロッパ音楽の潮流は、18世紀半ば頃から19世紀初めにかけて起こっており、バランスの整った端正さを求める方向に向かうことになります。そのような古典派音楽の時代には、交響曲を確立したハイドンや少年時代から恐るべき才能を発揮したと言われている「神童」モーツァルト、強靭な精神性を持つ音楽から「楽聖」とも呼ばれているべ一卜ーヴェンなど、後世のクラシック音楽の要となっている作曲家が多くいます。彼らの名前はピアノの稽古や、学校の音楽の授業などでもおなじみだと思います。この時代の音楽を学ぶことは、音楽の基礎を学ぶ上で必ず出会いますのでより深く体験してみましょう。

【様式について】18世紀中頃より始まっていく古典主義の音楽に引き継がれていくこととなる、バロック音楽で発展した音楽の技法。この古典派音楽の時代にはハーモ二―の『縦の響き』を『どうつなげていくか』を考えた、「機能和声法」が確立しました、この和声法により、響きと音楽の流れが合理的に進む音楽が多く作曲されたといわれています。また、「ソナタ形式」が確立するのがこの時代であるともいわれており、この形式は「主題の提示一展開再現」を骨格に持っています。この「ソナタ形式」は、器楽の表現に深い説得力をもたらし、やがて大編成のアンサンブル作品の主要なスタイルとして用いられるようになっていきます。

【古典派音楽を歌うときに大切なこととは】古典派音楽以外の音楽に取り組む時にも言えることですが、作品の歴史的背景・社会的背景への考察もとても意義深いといえます。貴族の求めに応じて創られたといわれている古典派音楽の時代の作品についてその外枠から外れてそれぞれの作曲家の音楽の独創性へ視点を移していくことも大切なのです。