ポピュラー音楽へのアプローチをしてみよう

ポピュラー音楽は20世紀の音楽の中でもっとも発展したといわれています。このポピュラー音楽にも様式があります。現代人にとても親しみやすく、身近な音楽であるポピュラー音楽の様式を見てみましょう。

【作曲された時代について】日常の中で頻繁に耳にするポピュラー音楽も、昨今では、合唱の重要なレパートリーとして歌われるようになっているのです。クラシカルな作品とは一線を画す譜面やリズム感、伴奏の演奏スタイルなどに戸惑うことが最初はあるかもしれません。しかし『今』を生きる音楽として、共感できる部分も少なくともあることでしょう。

【様式について】合唱のレパートリーとなるポピュラー音楽の作品の多くはメロディーを中心に構成されています。「ヴァース」と「コーラス」の対比で展開し、このふたつをつなぐ「ブリッジ」の部分を含む構成になっています。日本ではそれぞれ『ヴァース= Aメ口』『ブリッジ= Bメ口』『コーラス= 1サビ』と呼ばれており、一般的には「Aメ口」「Bメ口」といった呼び方のほうが浸透しているかと思います。ポピュラー音楽におけるリズム感覚は「ビート」と呼ばれ、基準はドラムスの刻む一小節(4分の4拍子)の中の音数の単位になっています。18ビートとは一小節に8音(8分音符8個)、16ビートとは16音(16分音符16個)となっています。また、リズムのパターンはジャズやダンスミュージック、他さまざまなジャンルに由来するものが用いられているのです。

【ポピュラー音楽を歌う上で大切なこととは】どの作品もそうですが、リズムセクションにドラムスを使うことが前提であるのがポピュラー音楽です。今現在ではリズムマシーンやシーケンサーに至るまで機械が関わる場合が多くなっています。イン・テンポと呼ばれる正確なテンポが出現してきたのです。正確なテンポにおける昧わいも大事にしながらロマンティックにテンポを揺らした演奏は避けながらドライな感覚を音楽に取り入れることが有効となります。