バロック音楽へのアプローチ方法

合唱音楽には5つのジャンルがあり、バロック・古典・ドイツロマン派・フランス近代・ポピュラーがあります。それぞれの違いを理解することはレベルアップに欠かせないことです。まずは、「歪んだ真珠」を意昧するバロックについてです。バロック時代の音楽を特徴づけているものは「通奏低音」というものです。

【作曲された時代について】バロック時代の音楽は17世紀初めから18世紀半ばにかけて発展したと言われています。ヴィヴァルデイやバッハ、ヘンデルといった有名な作曲家の名作とともに、多くの人々に今日まで広く聴き継がれています。聴く人によっては、チェンバ口などの古楽器の繊細で典雅な音楽が『古い音楽』と感じるかもしれません。しかし、「クラシック」と呼ばれているジャンルの音楽は、バロック時代に完成したとも言えるのです。

【様式について】バロック時代の音楽の特徴として、作品を通じて演奏される低音の旋律であるベースラインを土台に、声部でハーモニーづけして伴奏を行うという「通奏低音」というものがあります。合唱の場合は、音楽を形作るうえで重要な役割を果たしているのがバスパートで、伴奏の低声部分と同じ動きをしています。また、「多声部音楽」といった各声部の「横の動き」の重なりを重視する様式も多々見られます。合唱音楽では、「カノン」や「フーガ」といった、ひとつの声部が他の声部を追いかけるようにして歌う技法がよく用いられており、「ハレルヤ・コーラス」の中にもカノンやフーガが随所に見られています。

「立体的な音楽」を体験することで、様式の違いを理解して歌い分けるという『メロディに伴奏がつく』というだけにとどまらないバロック音楽のレパートリーを通じて得られるでしょう。

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